赤い色に関わりを持つものは心(しん)について解説

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赤い色に関わりを持つものは心(しん)です

心は五行では火に属します。

西洋医学的な心臓の働きと共通する部分が多く、心拍動や循環の原動力としての働きを担っていますが、同時に意識や思考などの精神活動、つまり西洋医学でいえば脳の働きに関係する部分も 心の働きとしてとらえられています。
間接的に睡眠のしくみとも関係します。

心の状態が、外から目でうかがえる場所は舌で、舌の色や表面の様子、特に舌の先に心の状態が反映されます。
また、舌からは体のいろいろな情報を入手することができ、東洋医学の診断をするうえでとても大切な場所なのです。

五行の考え方に従うと、火である心は、色では紅、味では苦、情志では喜と関係が深いとされます。
喜びの気持ちでこころがときめくときの説明や、赤い色を見たときの躍動感などを説明する根拠となります。

心の機能が異常になると、顔色が悪い、手足が冷える、ちくらみなどの循環障害に関連する症状の他に、焦燥感、驚きやすい、動悸などの症状や睡眠が浅い、夢を多く見るなどの睡眠障害がみられます。
重症の場合は昏睡や痴呆、うわ言などの精神障害をきたすこともあります。
舌の痛みや糜爛(びらん)、あるいは舌が硬直したり、言語障害など、舌にみられる異常の中には、心と関連しているものが多く認められます。

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